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2005-09-18

第13回「象徴と憧れ」

013 街にはその街なりの‘象徴’といったものが必ず存在する。いや、むしろ何かしらの理由を結びつけて存在させることにより、街の活性化や文化交流に努めるのである。さて、東京の象徴とは一体何であろうか。これは一概に決めつけることはできないであろう。そもそも、象徴とは各々の生活スタイルや、生まれた時代が決め手となってくるもので、第三者が「これが東京の象徴です!」と言い切れたものは何一つないように思える。かつては東京都の花形的存在だった東京タワーも、今や「東京タワーよりも森タワー!」との声もあるように、時代が進むにつれてトレンドは移り変わる。まして、熱しやすく冷めやすい日本人には当然の経過であろう。僕がそのむかし、東京に抱いた象徴とは一体何であっただろうか…高い建物、緑の電車、はたまた芸能界、、、人は象徴に憧れるのではなく、憧れた果てに‘象徴’を見つけるのである。僕はまだ東京の‘象徴’を確認できていない。それはまだ東京が僕にとって、上京して三年目になる今も‘憧れ’のままで存在し続けている証なのであろう。

 
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