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2006-09-28

第22回「本質」

朝焼けがきれいだとか、早起きに得を感じるといった感情は極一般的なものだろう。ちなみに僕もその一人なのだが、こういった感情は『朝』や『早起き』など、時間帯や行為そのものが放つ魅力ではなく、その人にとって、そういった行為、現象がどれだけ希少価値に値するか、、その度合いによって初めて魅力がわかる。そういうものである。僕はここのところ自宅で朝まで作業していることが多かったため、朝焼けは毎日のように目にしていたが、この場合の朝焼けとは言わば、僕にとっては就寝時間を示すシンボルにしかすぎない。朝日が昇る。すると「あ~、そろそろ寝ないとなぁ…」と、こんな具合である。しかし写真の朝焼けは先日、早朝ロケに向かった際に撮ったもので、この場合の朝焼けは『朝』という名に相応しく、まさしく一日の始まりを示している。同じ時間帯に起きている、同じ現象でもこうも映りかたが違うものかと関心してしまった。規則正しい生活とは、人間の本質を満たし、感情を正常に導いてくれる底力が備わっている。論より体感することの大切さを意外なPhoto ところから教えられた気分であった。

 
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